2008年11月の日記 |
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気付けばカウンターが1万に到達しておりました。 個人サイトの形式がブログメインになりつつある昨今、今時古くさいサイトだなと毎日のように思いつつ、それでも来訪なさってくださる全ての方に感謝申し上げます。 一万ヒットの記念というわけでもないのですが、なにかしらプレゼント企画が出来れば、と考えています。 実際に「物品」を譲渡するとなると、住所氏名等、個人情報の取り扱いには充分注意しなくてはならないので、なかなか難しい事だとは思いますが、感謝の気持ちを形として表すことが出来ればいいな、と。 年内には実行したいと思いますので、今しばらくお待ちください。 合わせて、放置しっぱなしだったコンテンツにも少しずつ手を入れていこうと思っています。 こちらのほうは、気長にお待ちいただければさいわい。 |
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来月のパッケージ版の発売に先駆けて「少女達のさえずり」が各ダウンロードサイトにて販売開始されました。 「すでに購入したよ」「これからするね」という方がいらっしゃいましたら、心より感謝申し上げます。 完成して以降、各サイトや情報誌などに自分の名前やゲーム画面が記載されているのを見るたび、今までのことを思い出して感無量でした。 来月のパッケージ版発売日には、自分自身でも予約しておいた分を購入しに行くので、そのとき店頭に並んでいるパッケージを見て、またこの気持ちを味わうだろうと思います。 ジャンルが違う以上、純粋な比較は出来ませんが、映画にして2回分、文庫本なら4〜5冊という価格に値する作品となるように「少女達のさえずり」には、いまの自分ができることを可能な限り注ぎ込みました。 遊んでくださる人が、楽しいと思える作品になるように。 同時に、制作に関わってくださった全ての人たちが、携わって良かったと思える作品であるように。 ゲームのタイトル画面からは専用のアンケートフォームにジャンプすることができますので、ご意見ご感想あれば、そちらに記入していただければ幸いです。 もちろん、水瀬に対しての個人的な感想などありましたら、当サイトのメールフォームを使用、もしくはメールアドレスに対して、直接送信していただいても問題ありません。 パッケージ版の発売まで少し間がありますので、作品そのものの内容についてはまた別の機会を設けるとして、今はただ「手にとってくださった全ての方が楽しんでくれますように」という気持ちで一杯です。 |
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10年以上前、まだ横浜に住んでいた時代、わたしは一時期習慣として午後過ぎから夕方までやっていた、とあるFMラジオ番組を聞いていました。 当時はラジオ番組に対してファックスでリクエストを送るのが主流で、いろんな人の話を聞きながら小説を書いたり、ゲームをしたりして、過ごしていた頃があります。 主に聞き専門で、自分からリクエストを送ることなどなかった私ですが、ある日ふと思い立って、ファックスを送ったことがありました。 テーマがなんだったか、それはよく覚えていません。ただ、当時好きだった遠距離恋愛(といっても、確か片思いだったと思いますが)をしていた女性に対する気持ちと、当時エルトンジョンが好きだったこともあり、エルトンジョンの曲の中からなにか一曲、選んでかけてもらえませんか、という内容だったと思います。 そのファックスは採用されて、実際に番組内で読まれ、そしてリクエスト扱いで選ばれた曲が、エルトンジョンの「Rocket man」でした。 当時はインターネットが一般家庭には普及しておらず、歌詞の訳を簡単に知る手立てもなくて、わたしは勝手にその詩の内容を「君のところまで会いに行きたくなったら、ロケットに乗ってでもすぐに飛んでくよ」というような内容なんだろうなぁ、なんて漠然と解釈したことを覚えています。 実際の歌詞の内容が違う、ということは後日知ることになるのですが、未だにこの曲を聴くと、君のところまで飛んでいくよ、という曲なんじゃないか、なんて思ってしまうことがあります。 ちなみに、こんな感じの曲です。 http://jp.youtube.com/watch?v=rzrKlEtxTx4&fmt=18 ふいにこんなことを思い出したのは、前回の雑記で書いた曲の記憶から、レインタクトを執筆していた当時のあれこれを思い出したからなんですが、そんなわけで■Angel Garden■に12幕、寄稿させていただきました。実に4年ぶりです。 寄稿したおり「文章の腕、あがったね」という感想を頂いて、この4年間で培ったものが無駄ではなかったとほっとしつつ、やっぱり1〜3幕あたりの文章が若いなぁと悶絶したりもするのですが、ある意味では、あの文章を通して当時の自分がいるんだな、と思えば……それもレインタクトの一つの味なのかなぁ、なんて。 物語は佳境、そろそろ終わりが見えてくる頃です。 今度の更新がまた4年後、なんてことにならないように、歯車を止めないようにしていきたいと思います。 |
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■Angel Garden■にて掲載していただいているレインタクトという話を書き始めたのは、携帯電話が今と比べるまでもなく大きく、携帯通信機器といえばポケベルでの語呂合わせだった、そんな時代でした。 レンタルで映画を見るといえばVHSテープだった頃、まだ二十歳前だったわたしは、よくラジオを聞きながらワープロを使って、あれやらこれやらと文章を書いていたものです。 現在、レインタクトは11幕で止まっています。止めてしまったのは完全に私の個人的な事情からですが、久しぶりにその続き、12幕を書くにあたって難儀したのは、間隔が空いてしまった歳月を埋め、書き始めた頃の想いを心に灯す、ということでした。 11幕までの流れを漠然としか覚えていなかった為、復習の意味もこめて自分の文章を読み返すところから初め、当時のメモ書きやノート、テキストファイルを見直して、それぞれの登場人物の抱いていた感情を思い出して。 そんなとき、大きな助けとなったのが「音楽」でした。 当時、執筆の時に聞いていた、好きだった曲。それを聞きながら、かつての文章を眺めていると、自然と当時の事が甦ってきて。 場所や、匂いや、音楽や、景色や、色。 記憶はそれ単体よりも、結びついている「何か」に刺激されることにより、より鮮明に思い出す、といいます。 普段は完全に忘れていて、思い出すことすらないのに、その場所に行ったら急に懐かしくなったり、ある曲を聴くと涙が出たり。 11幕を寄稿したのが、ちょうど丸四年前。 四年ぶりに回し始めた歯車が、今度は止まらずに、最後まで少女達の恋模様を描くことができますように。 いつかはあの話をベースに、ちょっと特殊なシステムのゲームを作ることが、自分の野望であり、夢です。 |
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「少女達のさえずり」公式サイト にて、スペシャルムービー(プロモーション用動画)が公開されました。 「いつか自分の担当したゲームのムービーが作れたらいいなぁ」という夢が実現するにあたって、あれやこれやと考えた結果、あんな形のムービーが完成しました。 自分のムービーは最近のプロモーション動画に比べると地味、というか古くさい、というか。 動きに派手さがなかったりする部分も多いかな、とは思うのですが「何度繰り返し見ても飽きない」ように「音楽との調和を大切に」したいという2つの点は昔から心がけて制作しています。 一回食べて満足するデコレーションケーキよりも、毎日食べたいシュークリームのような。 プロモーション映像であるからには、ムービーで作品の内容を全てを伝える、というよりも、本編がプレイしたくなるような作りになるように心がけつつ、いわゆるネタバレが過剰にならないように気を配るのはこれでいて結構大変です。 ちなみに「少女達のさえずり」に関する情報でいうと、現在書店にて発売中の、 PUSH!! 10月21日売り 2008/12月号 パソコンパラダイス 10月30日売り 2008/12月号 にも情報と写真が掲載されていますので、気に掛けていただける方はご覧いただければ幸いです。 ソフマップに関しては既に予約を受け付けていますので(新作ソフト予約コーナーにソフマップおなじみの予約チケットが設置されていると思います)パッケージ購入してやんよ! という方は予約していただければ確実に入手できるかと思います。 というか、自分自身でも記念に一本予約してきました。はい。 |
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世の中じゃニンテンドーDSiが発売されたというのに、わたしがここ最近で「欲しいなぁ」と思った機械が、これ。 http://www.kingjim.co.jp/pomera/index.html いつでもどこでもメモをとれる、パンタグラフ式折りたたみキーボード搭載デジタルメモ、ポメラ。 なんという特化デバイス、なんというニッチなニーズ。 ネット当たり前のご時世にネット関連すらばっさりと切り捨てて、それでいて乾電池で20時間近く動く、小さく軽い機動性。 十数年前にワープロを16万円ぐらいで買ったことを思い出すと、これさえあれば何年でも戦えそうな気がしてくる不思議。 とはいえ、水瀬さんのところには昨今話題のEeePCシリーズの901があるので、仮に上のポメラを購入したところでなんとも扱いが難しいところではあるのですが、少なくともこんなのが欲しかったと思ってしまう人は、生粋の物書きなんじゃないかなぁ、なんて思いました。 ちなみに「少女達のさえずり」の制作中、プロットを詰めていく段階でもっとも活躍したのは「メモ帳とペン」でした。出先でご飯食べているときなどに思いついたアイディアをばばっとメモして家に持って帰って練り直す、なんて作業も実際にしていましたし。 ポメラがあればそう言うときに便利なんだろうなぁ……とは思うんですが、自分はそういったアイディア段階のメモを図形、絵を交えて描く(書く)ことが多いので、そういう事も考えると、やはり手書きのメモのほうが便利なんだよなぁ、と悶絶したり。 もうしばらくは、わたしにはメモ帳とペンがお似合い。 |
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新天地へようこそ、すりすり改めトリトリとなりました、 「trickletrill」(トリクル・トリル)の水瀬拓未です。 水瀬拓未という名前でサイトを運営するのは久しぶりですが、思い入れがあり、かつ縁起のよかった名前と言うことで「今後はこれ(名前)でいこう」という思いをはっきりさせるために、新たな場所を用意しての再出発となります。 移転にあたって新しいサイト名になりましたが、「名前を省略すると繰り返し言葉になる」という形は継承したかったので、今回もそれをふまえたネーミングです。以前の「すりすり」という名前や意味も好きだったのですが、心機一転するのだし、あわせてサイト名やアドレスを新しいものにしよう、と決めた結果です。 候補は他にもflatfractal(フラットフラクタル=フラフラ)とかあったんですが、鳥が好きだし、という理由や、意味がなにげにエロい! ということが決め手となり、トリトリになりました。 名前、というのは新しく付けようとするとこれがなかなか大変で、まして看板になる名前となれば、似た名前があっては困ると、検索エンジンで検索を繰り返しつつ候補選考をしていました。 最終的には、グーグル先生が「ないよ」っていうなら大丈夫だろう、なんてあっさり信じてみたりして。 造語であれば比較的容易なのかもしれませんが、意味の込められている言葉を使いたい、という気持ちがあったので、辞書とにらめっこしながら、言葉の意味や響きを気遣って付けた名前です。 なので、すでに結構な思い入れがあったりして、これから可愛がってもらえるように努力していきたいと思います。 では、サイト移転のご挨拶はこのぐらいにして、以前にも少しお話ししていたゲームについての情報を。 「桃色劇場」というレーベルの第一弾として、11月21日にダウンロード販売、12月5日にパッケージ販売が予定されている「少女達のさえずり」というタイトルにて、シナリオ/演出、およびムービーを担当させていただきました。 ムービーの方はサイト名「trickletrill」としての参加です。 ゲーム内容は公式サイトに紹介されているのでそちらを拝見していただくとして、見ていただければ分かるとおり、話のテーマとして「女の子同士の恋心」というものを織り込みました。 これだけだと「ああ、なんか水瀬らしい」なんて感想を、私を古くからご存じの方は特に抱かれるやもしれませんが、お話の主人公は女の子ではなく男の子なので、そのあたり、少し違った切り口になったと思っています。 今はまだ発売前なので詳しいゲーム内容にまで触れることはしませんが、プロモーションムービーが公式サイトにて後日公開になると思いますので、そちらを楽しみにお待ちください。 ちなみに、ゲーム内にもほんの少しアレンジを変えたものがオープニングとして収録されています。 ムービー制作に関しては、水瀬拓未とは別の名義でも少しやっていたのですが、今回は自分が担当した作品のプロモーションムービーを自分で制作するということになり、サイトを新しくするという機会と重なりましたので、サイト名で担当させていただきました。 文章執筆の一面しか知らない方にとっては「こういうことも出来るのか」と驚いていただける、かもしれません。 ちなみに「暗黒劇場」という姉妹レーベルにてすでに発売中の作品「絶望少女」と「淫暴の惑星」の2タイトルにも、ムービー参加させていただきました。 こちらは二作品ともに陵辱物なので「受け付けない」という方もいらっしゃるかと思いますが、ムービー作りにあたって作品の雰囲気を感じ取るためにプレイをした時、素直に面白くて仕事だと忘れてしまったほどの作品ですので、公開中のスペシャルムービーを見て興味を抱いていただけたら幸いです。 以上、挨拶と宣伝となりましたが、今後とも当サイトと水瀬拓未をよろしくお願い致します。 |
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