2009年01月の日記 |
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私の記憶のしまい方というのは、どうにもとっちらかっているようで、どうでもいいことを覚えている一方、大事なことを忘れることが結構あります。 で、ムービーの演出なりシナリオの展開なりを閃いたりした場合、それを忘れてしまうことがあるため、基本的には「メモ帳」を持ち歩くようにしています。 そのときメモ帳に書く内容は、水瀬本人がその時点で「これで分かるはず」という情報を記載しているのですが、後日、その走り書きをみても「なんだろうこれは」と思う事が結構あります。 最近は反省して、メモ帳に記載したアイディアを、PCのテキストファイルに書き写す段階で、その文章なり台詞なり方法なりを整理して書くようにしているのですが、一方で「これは面白そうだなぁ」という単語や出来事も適当に書き連ねてしまっているため、ネタをまとめたテキストファイルの中身は混沌としています。 例えば、 「ダイラタンシー現象 かたくりこでおこる現象 強く叩くと固くなり、そっとおすと柔らかくなること」 どんな番組で見たのか覚えていませんが、たしかテレビかなにかで片栗粉のことについての説明をしていて「これは人の心に似てるんじゃなかろうか」と思って現象名をメモした、のだと思います。 で、そんなメモの下には、たった一言、 「つみかさね=積み重ねること・罪を重ねること=つみつみ」 と、書いてあったり。 ちなみにこのサイトの名前からも分かるとおり、水瀬は省略すると同じ音の繰り返しになる言葉が好きで、これもその一種として書き留めたものです。 いわゆるこういったネタ帳は、15年以上前から(当時は実際にノートにメモしていましたが)つけているのですが、レインタクトの原型もその中にあったりして、眺めると悶絶したくなるほど恥ずかしい内容もありますが、それでも貴重な財産となっています。 この雑記も飛び飛びで数年書き続けているわけで、中には似たようなことを書いている部分もあるのですが、読み返した時に「ああ、この頃はこんなことがあったなぁ」と思ってしまうという点においては、日記に近いものなのかもしれません。 |
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気付けば100円均一の売り場でチョコレートやお菓子の手作りキットの場所が大きくとられていて、そういえばもうすぐバレンタインなんだなぁ、と気付きました。 ここ最近、季節感、というか時期ごとの催し、イベントをもっとも感じさせてくれるのは100円均一の売り場なような気がしています。 正月前には鏡餅、クリスマス前にはサンタの衣装や安価なツリー、こどもの日の前には鯉のぼり、ひな祭り前には可愛いひな人形と、あらかたそういった行事に必要なものが揃っているような印象です。 正月が終わってバレンタインの前には節分があるわけですが、そういえば先週、用事で関東に出かけたところ、恵方巻の予約を受け付けているコンビニを見かけて、いつのまにか関東にも普及したんだなぁ、と思いました。 自分が京都に引っ越した頃までは、関東で恵方巻はさほどメジャーなものではなかったような気がするのですが、現代ではああいう文化(風習)が全国区になっていく先駆けとしてコンビニが活躍しているようです。 ロールケーキを恵方ロールとして扱うところ(店舗)まであるというのですから、あと何十年も経つと、豆をまくことのほうが珍しくなってしまうのかもしれません。 写真は、話題自体と関係ありませんが、昨年末に出かけた神戸花鳥園よりペンギンです。 |
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一般的に使われることの多いパスワードといえば、銀行などでおなじみの、いわゆる4桁の暗証番号ですが、水瀬のそれは、自分や親類の誕生日だったり、かつての実家の電話番号ではなく「不思議と縁のあったある数字」になっています。 生まれたから今まで、いわゆる「会員番号」が割り振られるサービスやファンクラブに何度か入会したことがありますが、そのなかで3回ほど、まったく同じ数字になったことがありました。 その数字、4桁の番号に不思議な縁を感じてしまい、十数年前からそれを使うようになったのです。 秘密保全なのかは分かりませんが、以来、その数字がそういった会員番号になることは一度もなく、もし財布を盗まれたとしても、財布の中に入っている情報からは間違いなく暗証番号を突き止められることはないのですが、そういう「縁」「めぐりあわせ」というものはあるもんだなぁ、と思います。 一方、これは巡り合わせというと少し違うのですが、自分の好きになる人、とりわけ「物作り」「創作職」を生業とされる人の名前に「宮」という文字が含まれていることが多いです。 作家の宮城谷昌光さんであったり、漫画家の宮尾岳さんであったり、映画監督の雨宮慶太さんであったり、マリオの生みの親の宮本茂さんであったり…… 水瀬拓未、という名前に戻す前、自分の名前にも「宮」を含めようかと真剣に考えたことがあります。 たとえば、宮瀬拓未、とか水宮拓未、とか。 最終的に、自分の名に宮を含めるのがどこか恐れ多いような、自分には不似合いなような気もして使うことはありませんでしたが、結局のところ「水瀬拓未」という字面を見慣れてしまった、という部分が大きいのかもしれません。 いくつかハンドル、ペンネームを使い分けてきた中で、水瀬拓未という文字は、おそらく本名の次に筆記した回数が多い名前だと思います。 今年もこの名前を書く機会が、多くもてますように。 |
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初詣を終えて、08ではなく09と記すことにも慣れてきて、ようやく気持ちが新年に馴染んでまいりました。願掛け、おみくじ、絵馬、さらには鹿に鹿せんべいをあげまくるという年始めの行事を一通りこなした後、いつもの店で七草がゆを食べますと、新年始動、という気持ちになります。 神社からの帰りには足をのばして大阪の日本橋に寄り、いくつかの店で「少女達のさえずり」が並んでいるのを見てみたりなどもしました。さすがに関西の秋葉原、成人向けのゲームを扱う店の数も多く、店舗自体のスペースも大きいもので、地元の店ではちょこんと、まさにさえずっているような並んでいる「さえずり」が、ばーんと平積みで置かれているのを見ると素直に嬉しく感じました。 今年一年、どんなことが待ち受けているのかは未だ分かりませんが、2009年もよろしくお願い致します。 写真は七草がゆを食べた席から、空を見上げて。 晴天ではありませんでしたが、澄んだ空気が心地よい一日でした。 |
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