2009年04月の日記

すのこタン。
2009.4.27[Mon]
今日は寒いですが、ここ数日、暑い日もあったりして、パソコンを使っているとその周辺が暖かく(場合によっては熱く)なることも多くなってきました。

昨年「少女達のさえずり」制作中にアフレコ現場へと向かうために上京することになり、出先でも作業やゲームの動作確認が出来るように、ということで、当時流行っていたモバイルPCの中で、発売直後だったEee PC 901-Xを購入しました。
いまでもこのモバイルノートを活用しているのですが、前述のように暖かくなってくると、気になってくるのが発熱の問題。
Eee PC 901-Xというマシン、動作中は静かで、小さなファンが一つ回っているだけです。基本的にアツアツにはなりませんが、それでもほっこり暖かくはなるわけで、これから夏に向けて、多少は冷却対策を、と考えていました。

そこで購入したのが すのこタン。
http://www.sunokotan.com/index.html

この「すのこタン。」というのは、ノートPCのアクセサリでよくある、本体の下に敷いて本体を冷却する板のようなもののひとつで、よく量販店で見かける冷却土台がUSBから電源をもらうファンで冷やすのに対して、すのこタン。は、本体自体の材質によって熱を放散します。
この方式のメリットというのは、
・うるさくない(そもそも音がしない)
・壊れない(あくまでも機械的な意味で)
と2点が非常に大きく、そもそも静かで通常のノートPCに比べればそこまで過剰に熱くならないEee PC 901-Xにはこのぐらいがちょうどいいだろうなぁ、と考えて購入しました。

ちなみに、絶対領域Verです。

実際に使ってみると、大きさもちょうどよく、たとえば柔らかい材質の上(お行儀は悪いですが、絨毯や布団の上に寝っ転がって簡単な作業をする)などの場合でも、本体の下や横を布団などで塞いで本体に熱が籠もることもなくなるので便利です。
そもそもすのこって偉大ですが、それをこういう形で発展させてしまうのもまた、偉大なものだなぁ、と。

最近のゲーム機は熱くなりやすいので、困っている人いましたら、ちょっと公式サイトを覗いてみるのも悪くないと思います。

認識のありか
2009.4.23[Thu]
私は声フェチです。昔はかなりのものでしたが、最近は普通ぐらいの声フェチだと思います。普通でもフェチはフェチ。
声フェチ、という言葉は、実際かなり前からあるわけですが、一概に声フェチといっても、実はいろいろと細かいこだわり、のようなものがあるのだと思います。
と、いうか。フェチってこだわりがあるからこそ、フェチなんですけどね。

話は少し変わって。
私は「それがなんであるか」という認識するポイントが、人とは多少異なっている、らしいです。
統計をとったり研究をしたわけじゃないんですが、ずっと生きてきて、他人とズレを感じることが結構ありました。

たとえ話をしましょう。
キャベツとレタス。あなたは似ていると思いますか?
大根とニンジン。あなたは似ていると思いますか?

日常会話の中で「ニンジンと大根って似てるよね?」という話をしたときに「いや、ぜんぜん」と答えた人は、色を想像しているかもしれないし、味を想像しているかもしれない。
対して「ああ、似てるな」という人は、形を想像しているのかもしれないし、固さを想像しているのかもしれない。
それをそれだと認識している基準、ポイントとというものには、人それぞれにより優先順位があると思います。私は、キャベツとレタスは似ていると思いませんが、大根とニンジンは似ていると感じるほうです。

で、話を戻して声フェチ。

私にとって声の好みとは、声の質というよりも、しゃべり方に寄っています。
息継ぎをするタイミング、間の取り方、声の大きさの強弱。意識的に変化させなければ、あまり変わることのないこれらで、私はそれが誰の声であるか、という認識をするようです。
だから、私は自分の好きな人の声、言葉、会話であれば、ボイスチェンジャーのようなものを通していたとしても、わりと判断することが出来ますし、逆に、ただ「あー」と言っている声だけでそれが誰の声であるかを判断するのは苦手です。

実は人の相性や好みって、こういう「認識の優先順位」が結構影響しているような気がします。
日常でいえば、服選びの時に、デザイン・価格・色・ブランド・材質などなど、どれを重視してどれに妥協するか、というのも「自分にとって好ましい洋服の認識」をしている、といえなくもないわけですし。
とはいえ、そこまで含めるのは屁理屈おばけかもしれません。

ちなみにちなみに、声フェチというくくりでいうならば、囁くこと、囁かれることが大好きな水瀬です。

レインタクト 14幕
2009.4.15[Wed]
色々とやりつつも少しずつ書いたレインタクト14幕が、■Angel Garden■にて公開されました。
先週の時点でお知らせすべきだったんですが、すっかり忘れていたのでちょっと遅れての告知となりました。

ちんまりちんまり進んでいるお話ですが、当初の想定よりも諸々長くなってしまい、どちらかというと「続いている」というより「終わらない」という言葉のほうが似合いかもしれません。
昔の自分の拙さと情熱を、今の自分が整えている感じでしょうか。

自分の中で「これを書くまでレインは終わらない」というエピソードが残っていて、逆に考えるなら、それらを描ききったとき、少女達が笑っていてくれたら、それがなによりの幸せだな、と。
次また少し間が空くかも知れませんが、なるべく熱が冷めぬうちに次のお話に進めたいと思っています。

個別にお返事もさしあげておりますが、感想のメールをくださる方には、改めて御礼もうしあげます。

すし太郎で思ったこと
2009.4.9[Thu]
少し前、テレビを眺めていたら、永谷園の「すし太郎」がリニューアルされた、という話題をやっていました。
長年にわたって続いていたパッケージを変更するだけでなく、愛されていた味にも手を加えて、値段も変更する。
その決断はとても勇気のいるものだったのだろうな、と思うと同時に、数年を掛けたという商品開発の結果に対する自信があればこその判断なのだろう、という感想もありました。

長く愛されてきたもの、というのは、不変であるからこそ愛されてきた、という部分もあるのではないかと思います。
人はマンネリズムが好き、という話を以前に聞いたことがありますが、例えば時代劇に代表されるような予定調和というのは、心のどこかに落ち着きをもって見ていられるのかもしれません。

どんなに悪いことが起こったとしても、最後には救われる世界。
悪者はヒーローによって駆逐される世界。

そんな展開は、昔から続いてきた、ありふれたもの。
でも、そんなありふれたものだからこそ、いとしく感じる。

さつきのお話
2009.4.2[Thu]
数年ぶりに■storyを更新しました。
話の内容は「少女達のさえずり」のヒロイン、藤野さつきと綾崎梨衣の出会いを、さつきの視点から描いたものです。
あくまでこの話は切っ掛けに過ぎず、この後も色々な出来事があって、ゲーム内の告白シーンへとつながっていくのですが、その色々な出来事はひとまずおいておくとして、今回は出会いのお話です。

ゲーム発売から4ヶ月が過ぎて、ネタバレ、というほどのものでもないのですが、ある程度は踏み込んだ話を書いても良い頃合いではないだろうか、と考えて今回、掲載することにしました。
あまり時間が経ちすぎてしまうと、言葉は悪いですが「今更」という感じになってしまうと思いますし。

サイド・さつき、とあるからには、ほかのヒロインから描いた物語もあるのですが、またそれは後日ということで、とても短いお話ではありますが、ゲームをプレイしてくださった方はもちろん、プレイしていない方でも、公式サイトの紹介を見ながらキャラを思い描きつつ、お時間があるときに目を通していただければ幸いです。

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