2010年09月の日記

個人的に感じてる逆転裁判の好きなところ
2010.9.27[Mon]
ゲームボーイアドバンスで発売された「逆転裁判」は、その独特のシステムと軽快かつコミカルながらも引き込まれるシナリオ、魅力的なキャラクターによって多くのファンを獲得し、のちにシリーズ化、さらには漫画や宝塚でミュージカルになるなど、様々な展開をみせています。

自分はこのゲームが最初に発表されたとき(ファミ通のスクープ記事だったと思います)は「これ面白いのか……?」なんて、今にして思えば大変失礼な感想を抱いたものですが、1から4まですべてプレイしているファンです。

逆転裁判の魅力はいくつもあるのですが、個人的にとくに好きなところが2つあって、ひとつは生理的な心地よさ。
矛盾を暴いていく「異議あり!」という行動、それに対応しているボタンを押し込むときの一体感、さらには展開にマッチした音楽は、この作品を初めてプレイしたときに「こりゃすごい」と素直に感動した部分です。

そしてもうひとつが、シナリオのつなげ方。
逆転裁判では、法廷パートにおいて、証人が証言したメッセージに対して「ゆさぶり」をかけることで新たな証言を引き出し、そこから矛盾を探して切り崩していくことになります。
このとき、すでに証言していた文章に対して「ゆさぶり」で得た新規のメッセージが、すべてシームレスにつながっていくのです。素晴らしい。
プレイしたことがある人は、ピンとくるかもしれませんが、ちょっと例を出してみると、最初の証言が下記のようなものだったとします。

---------

・みなせ
お昼はうどんを食べますね。
基本、お昼は麺類ですから。

でも、週に1度はヨーグルトを
食べるようにしています。

好きなのはナチュレ恵です。
買い置きがいつも冷蔵庫に。


---------

ゲーム内では、こんな感じの証言に対してゆさぶりをかけていくことになります。
ここでは2番目のメッセージにゆさぶりをかけた、としましょう。

---------

「待った!」

・べんごし
なぜ、ヨーグルトを?


・みなせ
お腹の具合が悪かったとき、
食べると調子が良くなったので。


・べんごし
なるほど。
ちなみに、ヨーグルトの種類は?


---------

と、いうようなやりとりがあったのち、ゲーム内では3番目の証言に復帰するようになっています。

このふたつのメッセージ群を、実際にゲーム内で表示されるような感じで並べてみると、下のようになります。

---------

・みなせ
お昼はうどんを食べますね。
基本、お昼は麺類ですから。

でも、週に1度はヨーグルトを
食べるようにしています。


「待った!」

・べんごし
なぜ、ヨーグルトを?


・みなせ
お腹の具合が悪かったとき、
食べると調子が良くなったので。


・べんごし
なるほど。
ちなみに、ヨーグルトの種類は?


・みなせ
好きなのはナチュレ恵です。
買い置きがいつも冷蔵庫に。


--------

実際にゲームをやっている人はピンときたかもしれませんが、既存の証言メッセージと、ゆさぶりによって生まれたメッセージが、こんな感じで違和感なくつながっていきます。

逆転裁判のメッセージウィンドウは「15(16)文字×2行」で、1度につき、30(32)文字までしか表示できません。(上の例文も、それを意識して書いています)
かなり少ない文字数しか表示できないのですが、この限られた文字数の中で、キャラ同士のやりとりをテンポ良く表示していることも、シナリオの読みやすさの一因になっているのではないかな、と思います。

ちなみに、自分が逆転裁判シリーズの中でもっとも好きなシナリオはDS版の初代・蘇る逆転に収録されている「蘇る逆転」です。悪役はやっぱり貫禄があるほうが倒し甲斐があるな、なんて。

top更新
2010.9.22[Wed]
「少女達のさえずり」などでご一緒したあまぎかずやさんのブログに関しては、以前こちらでも少しふれたのですが、先日更新された「あきぞら」という絵が非常に気に入ってしまったので、連絡をとって転載許諾をいただき、TOPに飾らせてもらえることとなりました。

やったね秋だよ眼鏡っ子だよ!

嬉しいことに、今後も他の絵を含めて転載可、という約束までいただけたので、これでうちのサイトのTOPは安泰です。

というわけで、またちょっとTOPのデザインを変更しました。
あわせて、以前はTOPにおいていた文章を、またしても「■self introduction」に引っ越しさせて、Twitterを簡易表示形式でTOPの下部に統合し、indexをひとつにまとめています。

RSSを利用されている方にとっては、Twitter含めてあまり必要なかったりするかもしれませんが(アクセスログを見ると、RSSを利用されている方はわりと多いようなので)それっぽい形にしてみた、ということでひとつよしなに。

ちなみに2010/09/22現在「水瀬拓未」でグーグル検索してみると、Twitterが一番上にくるようです。
他の検索エンジンだと、このサイトだったり他のサイトだったりするみたいですが、グーグル先生に関してはTwitterを優先する傾向があるのかもしれません。
ことTwitterに関しては、あんまり実のあることを話してる訳じゃありませんが、多少堅苦しいこの雑記よりも、エロな話含めて好き勝手やっていこうかなと思っていますので、そういうのが嫌いじゃない、という人はたまに覗いていただければ幸いです。

天高く
2010.9.21[Tue]
 猛暑残暑と厳しい暑さがだんだんと終わりにむかっていく中で、夕暮れ前の風吹く涼しい時間に出かけたおり、ふと空を見上げてみたら、夏場はあんなにも近くに感じていた空が高くて、思わず足を止めていた。
 気がつけばいつも目覚める時間が薄暗くなっていて、晩も、この前までは明るかった時刻なのに、なんだか淡く薄暗い。
 季節の変わり目は、ある意味、四季というものをもっとも感じさせてくれるんだなぁと想いながら、高く空を流れる雲を見て歩いてたら転びそうになった。
 しかし本当に、空は遠くて高い。
 昔は暑いだけの夏が嫌いだったけれど、気づけば春も夏も秋も冬も、それぞれに良さがあるのだと感じて、去りゆく季節を恋しく想いながらも、やってくる季節を心待ちにしている自分がいる。

おかいもの
2010.9.13[Mon]
最近お買い物報告しかしていないような気もしますが、それはさておき、今回は「機動警察パトレイバー」の劇場版1作目と2作目のUMDビデオ(PSPで見ることが出来るビデオディスク)です。
ふらっと立ち寄った店で安く売っていたので、久しぶりに見てみたいなと思って衝動買いしてみました。
1作目が21年前、2作目が17年前に劇場公開ということで、そんな昔になるのだなぁ、という感じです。

2作ともさすがに傑作といわれるだけあって、今見ても色褪せぬ輝きをもっていました。1作目は当時わりと回数見ていたんですが、2作目はこれが3回目ぐらいの視聴。
ともに10年ぶりぐらいに見たのですが、二十代前半の頃に見たときとは、やはり物の考え方も変化しているようで、あれこれと考えさせられる部分がありました。とくに2作目。

劇場版が公開、のちにビデオ化された時代は、OS、なんて今はよく耳にする言葉が世の中にはさほど浸透していなくて、ウィンドウズ95が発売される前でした。あの頃は自分もパソコンなんて持っていなくて、ワープロを使って執筆活動していて、レインタクトの第一章とか書いていたのが、そのぐらいの時期だったはずです。
十代後半、ただ漫然と世の中に身を置いていた頃、自らの意識の矛先をどのように扱うべきか、人を人たらしめているのはいったい何なんだろう、まったく同じ事が出来るのであれば人と機械の差はどこにあるのか。
アニメに限らず、色々な作品をただ読み、見て、受け入れることが多かったあの頃「なぜ」「どうして」そんな想いを多く抱かせてくれた作品だったことは間違いありません。

ちなみに今回の視聴にあたってはPSP-3000からS端子外部出力をつかって液晶テレビにつなげる、という方法をとったのですが、UMDビデオ、思っていたよりも画質が良くて、さすがに細かいディテールまでは分からないものの、当時見ていたVHSビデオなどよりは鮮明だったような気がします。
DVDに比べて場所も取らないですし価格も手ごろだったりするので、ちょっと見たい作品があったらUMDで探すのも手なんじゃないかなぁ、なんて思った次第。

汗と笑顔
2010.9.8[Wed]

――――何度、この笑顔と汗と歌声に救われたことか。

面白いことや嬉しいことがあって笑うことは日常のなかにありふれていても、自ら笑顔になって誰かと接する機会はどれほどあるのかなと、そんなことをふと思ったりもします。

喜ぶことができる幸せがあると同時に、
喜ばせる側でいられる幸せもあることを思い出させてくれる。
及川光博の存在は、自分にとってかけがえのないものです。

今年のDVDも最高でした。

おかいもの
2010.9.7[Tue]
気に入った曲があれば探してCDを買う、とのが基本スタイルである自分にとって、新譜が出ると無条件で買うアーティスト、というのはわりと稀ですが、篠原美也子、という歌手は、その稀な人のひとりです。
…なんて話は2005年8月の雑記で既に話していることなんですが、この度新しいアルバム出たので早速購入して聞いていました。

ここ数ヶ月、わりとちょくちょく買い物をすることがあって、ゲーム関連だとDSiLLの本体を買ってみたり(それまで旧DSでした)あわせて何本かゲームを買ったりしましたが、そのほとんどが据え置き機のゲームではなく、PSPやDSのゲームです。
「メタルマックス3」とか「ときめきメモリアル4」とか「初音ミク2nd」とか。

我が家にはほぼすべての現行ハードと、有名どころの旧ハードが揃っていて、ソフトもかなりの数あるのですが、息抜きという意味では、さっと遊べる携帯機のほうが自分には向いているんだな、とつくづく思います。
同時に、自分にとってゲームの存在が「じっくり楽しむもの」から「ちょっとした息抜き」にシフトしているんだなと思うと、これはこれでちょっと寂しく、なんとかしたいなぁ、という気持ちもあるのですが。
モンハンシリーズなんて初代を発売日に予約購入して以後、フロンティア以外のシリーズはほぼすべてがっつり遊んできたくせに、12月のP3はどうしようかな……とか迷っちゃうぐらいだったりで。
とはいえ、なんだかんだで出たら購入しちゃうんだろうとは思いますが。

夏のお買い物の締めくくりとして、アマゾンに頼んだ及川光博のDVDが近日中に届くはずなので、長引く残暑は篠原美也子と及川光博で乗り切りたいところ。

バックナンバーリスト Powered by HL-imgdiary Ver.3.03