2013年12月の日記

今年のおわりに
2013.12.27[Fri]
お疲れさまです、水瀬です。

そんな書き出しから始まるメールをたくさん書いているような生活をおくっていたら気付いたら年末でした。時の流れに身を任せるとあっという間に年末だなこりゃまいった。

今年は結構色々あったんで、それ振り返りつつお知らせとかしたいと思います。

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まず今年最初に出たのが「妹ぱらだいす!2」

妹ぱらだいす!2 応援中!

発売は2013年の5月でしたが、シナリオを書き始めたのは発売の約1年前からでした。シリーズ1作目である「妹ぱらだいす!」では日和ルート(と各種ドラマCD)の担当でしたが「妹ぱらだいす!2」では担当させていただいたシナリオが「共通」「桃花」「しずく」「ハーレム」(さらに店舗特典CD)と増えたため、かなり早い段階から取りかかっていたことになります。もっというと2012年の内にシナリオは書き終わっていたという。
ロープライス作品では一人でシナリオを全部書くこともありますが、フルプライス作品でこれだけの割合を担当する、というのが初めてでしたから、えらく緊張したことを覚えています。自分が担当したヒロインが雑誌の表紙を飾ったりとか抱き枕になったりだとかするのも初めてでしたから、それも嬉しくて。電撃himeで通販された桃花の抱き枕カバーは家に2枚あるぐらいなのよ。
同作品では、発売時はまだ配信されていた「MOONSTONE裏放送局」にも第104回のゲストで出演させていただきました。ちょうど発売直前に収録して、あれやらこれやらと語ってみたりとか。まだ聞くことが出来ますので、裏話気になっちゃうっていう人は、クリックひとつで聞こえてくるラジオをチェックしていただければ幸いです。
おそらく2013年時点で「自分の代表作」は、この「妹ぱらだいす!2」になると思います。

で、その次は同人活動として、初めて個人で制作したドラマCD「トリル」



これは今年5月の例大祭に向けて制作したもので、東方Projectに登場する「パチュリー・ノーレッジ」でちょっと百合やりつつエロいドラマCD作りたいな、ってことで制作しました。
作品内では分裂してしまうことにより、性格の異なる二人がパチュリーが登場しますが、その二人のパチュリーを一人二役で演じてくださったのが「妹ぱらだいす!2」や「へんたいイニシアチブ」でご一緒させていただいた、声優の橘まおさん 「(ブログ+星屑コンペイトウ)」
「小説冊子とドラマCDをリンクさせつつ、CD単体でも小説冊子単体でも楽しめるものを作ろう」というのが当初の目的で、自分の中でそれはなんとか実現できたのではないかな、と思います。
もしうまくいけば来年の例大祭でも、またなにかやれたらいいな。だってパチュリー好きだもん。(でもまだ紅魔郷の難易度Lunaticを打開できていない模様。Hardはノーコン頑張りました)

そして、その1ヶ月後に出たのが「へんたいイニシアチブ」



これは企画からシナリオ、さらには演出、もっといえば効果音の調整とか、そういうところまで担当していた作品です。「妹ぱらだいす!2」が終わったあとから動き始めてマスターアップまで、ずーっと「へんチブ」ばっかりの毎日でした。
「トリル」を作ろうと思ったことからでも片鱗が見えるように、水瀬自身が音声作品が好きだったりとか「妹ぱらだいす!」シリーズや「放課後☆エロゲー部」などの特典ドラマCDがご好評いただいたこともあって、そういう雰囲気の作品を作れたらな、ということで企画しています。
この作品、自分の中の基本に忠実というか、すっごいオーソドックスな作品で、お話自体もすごくシンプルにまとめています。杏子も穂乃香も「相手を攻める」という場合に「こういうタイプがいいな」というところの二人だし、演じて頂いた声優さんのお二方についても、そのイメージに合致する方を自分で選ばせていただいたり。
「カレー屋にカレーを食べに来たお客さんにカレーを出す」という、そんな感じの作品だと思います。なにげに、自分が企画から携わって作品の内容をすべてを決めた作品って、いまのところこれだけです。
「アニキ」「お兄ちゃん」って呼んでくれる女の子とちょっと過ごしてみたい。そんな中で「パンツコキ」とか「オナホ」とか「赤ちゃんプレイ」とか「授乳手コキ」とかあってもいいな、なんて人に。

それから、先月に発売された「桜舞う乙女のロンド」

「桜舞う乙女のロンド」2013年11月29日発売予定

これはメーカーサイトのスタッフブログにもあります通り、ライター交代という形で急遽携わった作品になります。自分はヒロイン「新垣若菜」のルートを担当させていただきました。
シナリオ制作に際しては色々と苦労もありましたが、すべてのキャラを等しく愛しつつ、もちろん担当キャラである若菜と、それから彼女と密接に関わる「神楽坂聖」「双葉沙那子」の二人もとても愛しい感じです。つまりみんな愛しい。
現在メーカーさまのサイトでは人気投票を行っていますので、プレイされた方は、若菜に限らず、お好きになったキャラに投票したりなんかしていただけると幸いです。

あとは、ちょっと番外的なところですと声優の小宅悠一さん、手塚りょうこさん、ひうらまさこさん、桃也みなみさんが公演されました「喫茶ムーンルームにて」という朗読劇のイベント内にて「雪月」という百合っぽい作品の脚本を書き下ろしたりもしました。
イベント内では一部ダイジェストという形で公演されたんですが、フルバージョンをドラマCDにしていただいたりなどしてしまって恐縮しながらも喜びで小躍りした次第。胸に秘めた想いっていいですよね。


――――と、以上で今年携わったり制作した作品は以上なんですが、思えば、今年はなんか色々と激動というか、色々なことがあった1年だったな、という感じでした。私生活のほうでも結構でっかい出来事がなんやらかんやらあったりして「人生とは」なんて考えてみたり。
とくに、ライターを初めてから今年ほど多くの方とお会いしたりお話させていただいた年はない、っていうぐらい色々な方とご縁が出来て、その中で自分を見つめ直したりとか、新たな発見をしたり、ということも多かったように思います。

最後に、来年に発売になる作品についてもお知らせしておこうと思います。次いつ更新するかわからないしな!

MOONSTONEさまより2014年4月25日に発売予定となっております「Love Sweets」という作品にて、シナリオを担当させていただきました。

http://www.moon-stone.jp/product/ms17/

この作品では、今回の雑記で一番最初に紹介した「妹ぱらだいす!2」でご一緒させていただいた篁葉月さんと再びご一緒させていただきました。公式サイトを見て頂ければわかるかと思いますが、雰囲気からして等身大の恋愛というか「恋愛しましょ?」という雰囲気の作品となっています。
「まわりがみんなバイト先で彼女を作ったっていってる。俺も彼女が欲しい!みんなと同じようにバイトを始めよう」というこんな素直な主人公が大好きです。
そしてそんな主人公が出会うことになるヒロインたちも、それぞれ魅力的なヒロインたちとなっています。可愛いんだ、みんな。それぞれ可愛い。でも、なにより「面白い」
なにが面白いのかは、今後作品の情報が出ていくと少しずつ明らかになっていくかと思います。

そんな「ラブスイーツ」は、なんとタイミングばっちり本日から予約開始ですってよ!
いつものように、今後店舗特典などの情報も出てくるかと思いますので、お気に入りのヒロインの特典を待ってみたりなどしながら、来年の春をお楽しみに待っていただければ幸いです。

公式サイトでも公開されている下の画像ですが、これがもう、本当にこの作品のヒロインたちの関係性であったり魅力であったりがギュッっと詰まっているのです。


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