2014年12月の日記 |
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お礼が大変遅くなりましたが、10月の紅楼夢、スペースに足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。 早いもので気付けば年の瀬。ここ(雑記)を見たら、ほとんどお知らせの類しか話してなくて、雑記というよりも告知みたいな感じになっていて、なんとも言えないこの感じ。 雑記を下の方にスクロールしていくと、ほぼ1年前、去年の年末に書いた「今年のまとめ」みたいな記事があるのですが、自分でもアレを見て「そういえばこんなことあったな」って思い出せるので、今年も似たような感じで、2014年に関わった作品とか作ったものなどを、まとめておきたいと思います。 順番は去年と同じく、時系列順です。 ----- まずひとつめは、MOONSTONEさまより4月に発売されました「Love Sweets」 「友達に彼女が出来た! 羨ましい! 俺も!」と考えた主人公が、制服の可愛い喫茶店でバイトを始めるところから話が始まるラブストーリー。魔物に襲われるわけでもなく、超能力が目覚めることもなく、始まりから終わりまで、ある種「日常」を大切に描いている作品です。みんな可愛い。 この作品も、去年の「妹ぱらだいす!2」と同じく、シナリオの作業自体は2013年には終わっていました。 ゲームを作るときには、必要な「素材」というのがいくつもあります。それは例えば原画であったりシナリオであったり曲であったり音声などで、それらが組み合わさって「ゲーム」になっています。 当たり前のことですが、シナリオがないと、それをもとにして音声の収録が出来ません。シナリオの内容にあわせてイベントシーンを描いたりすることもありますから、シナリオというのは他の「素材」に比べると、仕上がるのが早いケースが多いです。(逆にイベントの内容が初めから決まっていて、その絵に合わせてシナリオを書く、という場合もあります) そういう意味では、年明け〜春頃ぐらいまでに発売される作品は、だいたいその前の年には作業が終わっていることが多いので「妹ぱらだいす!2」と同じく、「Love Sweets」が発売された時は「ようやく…」って気持ちが強かった気がします。 女の子と学校やバイト先から一緒に帰りたい人生だった人は、よければプレイしてみてくださいませ。 ----- ふたつめは、同人作品「パチュリーにめちゃ愛されCD」 昨年は同じく同人で「トリル」というパチュリーをメインにした小説+ドラマCDを作ったのですが、今年はそのCD部分だけを特化させよう、と考えて制作した作品です。むきゅー。 「トリル」では魔法の暴走により分裂してしまった性格の異なる2人のパチュリーが、もとの自分に戻るために協力しあう――――といったメインの小説があり、ボイスドラマCDは、そのエピソードを補完しながらも音声作品としてのスタンスも保つ、という実験的作品でした。 対して今作は、最初から音声作品=ドラマCDオンリー。 パチュリーのイラストを大好きなぽかちゅさんにお願いし、パチュリーの声は前作から引き続き橘まおさんにお願いすると決め、作り始めたのは確か1月ぐらいだったかと思います。(例大祭のサークル申し込み〆切りが1月なので、申し込みつつ何を作るか考えて動いていた感じです) 例大祭が5月なのに1月から動き始める、というのはちょっと早いような感じもしますが、音声作品はシナリオが出来上がってから音声を収録、さらにそれを編集して実際にCDを作る、と言った具合で工程がいくつもあり、当然、仕事を含めた他の作業と平行して進めなければならないため、開始時期が1〜2月でも、完成したのは4月中頃ぐらいだったと記憶して思います。 このあたりは、さきほど書いた「ゲーム」と「素材」の関係に似ているかも知れません。 このCDを聴いて下さった方はわかるかと思いますが「めちゃ愛されCD」の5トラック目「夢の中」は、2人のパチュリー(一人二役)による同時責めがあり、それがこの作品で一番やってみたかったことであると同時に、一番大変なところでした。上記バナーから飛べる紹介ページにサンプルがありますので、聞いたことがない、という方はよければ聞いてみてくださいませ(宣伝) このパート、同時に喋っているところもありますが、当然音声自体は別々に収録していて、それを編集で組み合わせてこのような形にしています。 自然な仕上がりになるように作業を進めた結果、編集作業だけでも数日かかってしまい、その間ずっと作業用ヘッドホンを通してパチュリーにぺろぺろされまくり、という日々でした。懐かしい。でも一番大変だったのは、編集作業よりも作品のロゴ作りだったり。 そんな諸々の苦労もありましたが、このトラック、そして作品全体の仕上がりに関しては満足しています。 ちなみに正式タイトルは「しろくじchuボイスドラマ パチュリーにめちゃ愛されCD」。個人的に「今後も音声作品を続けて出して行きたい」という気持ちがあったので、シリーズ化した時にわかりやすいように、それっぽいタイトルを副題としてつけました。 来年の例大祭に向けて「またなにか音声作品を作れたら」と考えている最中ですが、やりたい事はほぼすべてこの作品でやりきった感じもあるので、次は次で何かを考えないといけません。 誠にありがたいことに、このサイトのメールフォームから、この作品の感想や新作を希望する声などもいくつかいただきました。水瀬本人にも作りたい、という意志はありますので、なにかしらお伝えできることがあれば、そのときはTwitterなりこの雑記なりにて、お知らせさせていただきます。 (※感想メールにメールアドレスが記載されていた場合には直接御返事をさしあげていますが、記載のなかった方もいらっしゃいましたので、上記を御返事に替えさせていただきます) 眠れない夜に耳から温まりたい方、ついでに股間も温めたい方は、サンプルだけでも、よければ聞いてみてくださいませ。 ----- みっつめは、MOONSTONEcherryさまの「デーモンバスターズ」 伊東ライフエロプロデューサー企画による、えっちなえっちなデーモン退治。ちなみに「エッチなデーモン」を退治するゲームではなく「えっちな女の子とえっちな事をしながらデーモンも退治する」ゲームだと思います。みんな可愛い。 「妹ぱらだいす!」が日常の抜きゲーだとするなら「デーモンバスターズ」は非日常。主人公がちょっと不思議な能力をもっていたり、女の子が武器を持って戦ったり、その最中に脱げたりなんだりするゲームになっています。みんな可愛い。 2011年発売の「妹ぱらだいす!」から数えて、MOONSTONEcherryさまの作品には4作続けてシナリオ担当として参加させていただいていますが、本編のシナリオ同様に水瀬が楽しく書かせていただいているのが、特典ドラマCD。 今まで水瀬がシナリオ担当したMOONSTONEcherryさま関連のドラマCDというと、 『妹ぱらだいす!』では、綾と理央で2枚。その後、日和小春みちかの3人で1枚(こちらは特典ではないのでDLサイトなどで取り扱いがあります)の、計3枚。 『放課後エロゲー部!』では、日向子と忍で1枚、茜で1枚、やなぎ先輩で1枚の計3枚。(日向子と忍は1枚に収録されているだけで、ボリューム自体は茜ややなぎ先輩と同等です) 『妹ぱらだいす!2』では、桃花、理々奈、柚子、千春、しずく、それぞれで計5枚。 デーモンバスターズはメインヒロインが4人だったので「全員1枚ずつだったとしても、妹ぱらだいす!2の5枚は越えないかな」と思っていたのですが、そうしたらなんと「木乃香とリゼラは2種類お願いします」という話をいただき「…えっ?」という状態に。 結果、デーモンバスターズでは、木乃香、リゼラ、愛、かれん、の4枚に、木乃香とリゼラのお風呂編、が1枚に収録されて、合計5枚(シナリオ数だけでいえば6つと過去最高)に。 水瀬がドラマCDを書くのが好きなのは「自分自身、音声作品が昔から好き」という理由の他に「本編ではルート担当ではなかった女の子のエッチシーンを執筆出来るから」という理由もあります。これはもちろん、本編のキャラのイメージを崩さないように気を配って制作しなくてないけないという大変な側面もありますが、それ以上の喜びがあるものだと思っています。 最後にちょっとした話。水瀬は最初の頃、チェリー作品歴代タイトルのクセで「デーモンバスターズ!」って書いてしまうことが何回かあったんですが、デモバスは「!」はいりません。(それまでは「いちゃぷり!」「妹ぱらだいす!」「放課後エロゲー部!」「妹ぱらだいす!2」と全部「!」がある) デーモンよりも俺の股間の煩悩を退治したい、という方は、よければプレイしてみてくださいませ。 ----- よっつめは、ensembleさまより11月に発売された「乙女が奏でる恋のアリア」 桜舞う乙女のロンドに引き続き、今年もensembleさまの作品に参加いたしました。普通の格好をしていても場合によっては女の子に思われてしまう男の子が、ひょんなことからお嬢様だらけの女子学園に「歌姫」として編入。女装し、女の子として生活することになるお話です。みんな可愛い。 先日まで人気投票が行われていましたが、2014/12/24現在、公式サイトでは明日までの期間限定で「クリスマスボイス」が公開されています。 そして、この「乙女が奏でる恋のアリア」でも、思いがけずドラマCDのシナリオを担当することになりました。それが、冬コミで発売される「天承院千影抱き枕カバー」の特典CD。 http://www.will-comike.com/#ensemble 上記サイトの説明にあるとおり、イベント限定先着としてついてくる特典CDだそうです。サンプル音声があがっていますので、よければ聞いてみてくださいませ。 普段はボイスドラマCDってそれ単体なんですが、今回は「抱き枕カバーとセット」ということもあり、絵柄に合わせた内容にしたい、というお話もあって「添い寝」と「自慰」の2シーン、それぞれの絵柄にあわせた内容を書き下ろしました。 お嬢様だらけの学園に女装潜入したい人生だったけど現実だと無理だから困っていた、という方は、チェックしてみてくださいませ。 ----- というわけで、水瀬が今年携わった主な作品を紹介してみました。作品のより詳細な情報などは、リンクから公式サイトを辿っていただくのが良いかと思います。 というかドラマCDとか音声作品とか多いな! ほんとな!! 個人的には昨年発売した「へんたいイニシアチブ」のようなロープライス(じゃなくてもいいけれど、時間とか考えると小規模なほうがたぶん現実的)作品を企画から考えてまた作りたいなぁ……とも思っているのですが、いろいろやることもあったりで、中々大変です。 昔は「俺が2人居れば色々出来ていいのに」とか考えたこともありますが、そうなったらなったで、たぶん作る音声作品の数が倍になるだけな気がします。色々できてない。 で、去年は最後に来年の作品についてお知らせ(宣伝)をさせていただいたんですが、今年に関しては、まだ出せる情報がありません。 一応いろいろとやっているんですが、お知らせできるのはまだまだ先になりそうな感じです。それらについても、追々お知らせできれば幸いです。 画像は相変わらず鳥。今年は鳥スポットに1〜2回ぐらいしか出かけられなかったので、来年はもうちょっと出かけたいところ。鳥は癒やし。 |
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