2011年08月の日記

MOONSTONE裏放送局第60回 と A500 と 妹ぱらだいす!
2011.8.11[Thu]
PrincessEvangile〜プリンセスエヴァンジール〜応援中!

無事に発売されました「プリンセスエヴァンジール」の感想メールが沢山届いている「MOONSTONE裏放送局」の60回目が配信開始されました。

MOONSTONE裏放送局

気付けば夏コミ直前、ふつおた多目の平常営業でゆったりとした裏放送局は、またしてもちょっと分数増量でお送りしています。
ちなみに水瀬は黒ストッキングが超好きなわけですが、タイツのほうがもっと好きでございます。

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ツイッターのほうでもちらっと触れましたが、先日水瀬はA500というアンドロイドタブレットを買いました。
なんで買ったのかといえば「アンドロイドで動く妹ぱらだいす!が見たかったから」という実にシンプルな理由。

そもそも水瀬は移動中や出先でのテキストチェックツールとして、auのIS01というアンドロイド搭載携帯(白ロム)を使っているのですが、この端末はOSのバージョンが1.6で、一部最新のアプリが使えず「アンドロイド版妹ぱらだいす!」にも対応していませんでした。

それなら最近出たというアンドロイド3.0タブレットを買ってみちゃおうかしら、と考えていたところ、ソフマップに予約しておいたプリンセスエヴァンジールをとりにいった日、店頭で展示機を触ってあれこれ試していたら、そのときに対応してくれた店員さんが面白くて親切だったこともあり、気付いたら買ってしまった、と。

A500というタブレット、それ自体はちょっと癖がある端末なのですが、HDMIケーブルが同梱されているので、これを使って家にあるテレビに出力してみた状態を写真に撮ってみました。

暦の上では残暑になってしまったわけですが、まだまだ夏本番ですし「妹ぱらだいす!」の舞台は夏なので、寝っ転がって遊びたい人、トイレの中でも遊びたい人、まだ未プレイという人で、スマートフォンを含めたアンドロイド端末を持っている方は、よろしければアンドロイド版妹ぱらだいす!をプレイしてみてはいかがでしょうか。

なお、今週末の夏コミではMOONSTONEさまの企業ブースにて、水瀬がシナリオ(台本)を担当させていただきました「おやすみ前に妹にヌいてもらうCD」の「綾/理央」編(PC版妹ぱらだいす!の予約購入特典だったCD2枚を1枚に再収録したものになっているそうです)と「小春/日和/みちか」編(こちらはドリパで先行発売され、6月に全国発売されたものと同じ物)の2枚が発売されるそうですので、夏コミに行かれる予定のある方で「最近なんだか眠れないな……」なんてな具合にすっきりしちゃいたいお兄ちゃんは、お買い求めいただければ幸いです。

レインタクトをイラストにしていただきました
2011.8.2[Tue]
「レインタクト」という作品がありまして、これは水瀬自身が水瀬という名前になる前から書いていた小説です。作品自体は水瀬が古くからお世話になっている「みる」さんが管理人をされている「AngelGarden」に寄稿する形で連載させていただいき、初稿から完結までに、実に10年近くもかかってしまいました。
「10年?!」と思われるかもしれませんが、休載期間がやたらと長かったりしたせいで、ボリュームはそんなにありません。せいぜいちょっとした文庫本1冊ぐらいだと思います。あと、10年間で文体が変わっていく様が手に取るようにわかるため、非情に読みにくい作品だと自分自身では思っています。
ただ、若かったからこそ表現出来た、描くことが出来たことも多くて、そういう意味では私という未熟者の足跡である、といえるかもしれません。

「レインタクト」の内容は、一言で言えば女の子しか出てこない百合話です。着想自体がたぶん16〜7年ぐらい前で「8人の女の子(一人先生含む)による学園物の恋愛話」が書きたい、みたいな感じだったような気がするんだけど……正確なところは不明、というか良く覚えていません。ただ、その頃から百合が好きだったというのは間違いなく事実です。はい。

で、今回その「レインタクト」の主人公である桜野芹菜と妹である美優を、当サイトのTOPイラストを描いてくださっている(転載許可をいただいてるだけですが)「少女達のさえずり」でもご一緒した、あまぎかずやさんがイメージイラストとして描き起こしてくださいました。



上記はあまぎかずさんのpixivでのアカウントになります(ご本人の許可を頂き、掲載させていただきました)

当然、こうしてあの子たちが絵になるのは(わたしがノートに落書きしていたものを除けば)初めてなので、実際に絵になってみると「ああ、芹菜たちはこんな感じだったのか」と感慨深く、なによりも嬉しく思いました。

嬉しくなったからには、なにかしてあげたい、と思うのが親心で、今後時間ができたら「レインタクト」をどうにかしよう、と考えています。具体的に「なにをするか」というのは決まっていないんですが、時間を見つけて「レインタクト」で何かが出来たらいいな、と思っています。

現実的なところではリライトをする(とくに1幕から11幕までは、自分自身読み直していてジタバタする文章なので)ってところなんですが、自分の性格を考えると「そんなもん絶対に手直し程度で終わるはずがないだろ」というのが分かりきっている、というのもまた現実。
今回の素敵な一件に起因せずとも「レインタクトを改訂したい」という気持ちはずっとあったのですが、レインタクトという作品はさきほども書いたように「若かったからこそ書けた無茶」と「その無茶をなんとかまとめることのできる今」が合わさってギリギリのバランスでたもたれているので、そこに手を入れるというのは、奇跡のバランスで積み上がっているジェンガのブロックをひとつ引っこ抜く、ぐらいに後戻りができないという自覚があるのです。
なので、ひとたび手直しを始めたら最後「そんな改築するなら新築したほうが早いでしょ? 劇的に」になること間違いないだろう、という未来が透けてみえるが故に、ずっとずっと手出しできないでいました。
(過去に一度、1〜3幕までは改訂したんですが、それもすでに11年前の話です。改訂前の1〜3幕は本当に若い頃=着想当時=15年以上前に書いたので、さすがに「これは人に見せられるレベルではない」と思い、書き直しました)

でも、そんなこんなの事情も、こんなふうに雑記に書いてしまえば、もう後戻りは出来ないだろう、と。

そんなわけで、いつになるか、どんな形になるかもさっぱりわかりませんが、生まれ変わったレインタクトを披露できる未来がくるように頑張ります。

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