2005年07月の日記 |
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皇帝ペンギン見てきました。今日はその感想。 一応ストーリーの内容にはちょいと触れますので、まだ見ていない、これから見ようと思っている方はご注意下さい。 ネタバレうんぬん、という映画ではないと思うので問題はないと思いますが、一応アテンション。 物語は極寒の地に住まう美しき鳥、皇帝ペンギンの愛のお話。幾度もの行進を繰り返し、命を極限まで削りながら、新たな命を育んでいく彼らの姿を追ったドキュメンタリー映画です。 記録映画色が強いので、当然生まれたばかりの命が死んでしまう場面などもカットはされませんし、外敵からの恐怖や、寒さによってもたらされる悲劇も本編にはもちろん含まれています。 なので「きゃー、雛かわいいぃ」とか「ふわふわしてるぅぅぅ」なんていう人は見に行くことをオススメしません。 そういう映画じゃないから。 一年の半分以上を繁殖と子育てに費やす皇帝ペンギン。絶食状態を何度も繰り返し、ただひたすらに抱卵する姿。ほんの少しの失敗で、我が子どころか自らの命すら失ってしまう状況のなか、彼らはずっと、それを繰り返してきました。 誰に、見せるわけでもなく。 人類文明、といえば大げさかも知れませんが、昔は人が南極にいくなんてことは想像すらできなかったことでしょう。防寒や船の技術がどんどんと発展進歩していく中で、人は南極に到達し、そこでペンギンたちを見つけた。 ペンギンたちはそれまで、誰に見られるわけでもなく、ずっとずっと、その営みをただひたすらに繰り返してきたのだと思います。 もしも、そこに理由があるのだとしたら。 南極という、本来は人など住まうことの出来ない場所へ来られるようになった人類。科学技術が発達した今だからこそ、皇帝ペンギンのひたむきな愛の形に触れることで、動物としての純粋な営みや命の大切さというものを思い出して欲しい。 そんな願いを込めて、皇帝ペンギンは南極という過酷な環境に住んでいたのではないか。 この映画を見終わったとき、そんなことを思いました。 私は南極に行くことは出来ません。でも、この映画はペンギンたちの想いを映像と音楽を通して伝えてくれるものでした。 もし、仕事や学業という繰り返される日常にふと疑問を抱くようなことがあったのなら、この映画を見てみると良いかも知れません。 誰に言われるでもなく、過酷な一年を懸命に繰り返し、苦難を乗り越え過ごしていく命の輝きにおいては、ただのひとつも同じ時間などありはしない。 同じようにみえる日常だって、きっとそれと似ているんだと気づくことができるかもしれません。 もし、愛について何か悩んでいることがあったのなら、この映画を見てみるのも悪くないと思います。 人からすれば似たような声を聞き分け、たった一羽の愛しい相手とダンスを交わし、誓い合った相手を待ち続ける純粋な姿。それは、伴侶になにかを求めているわけでもなく、求められているわけでもない。 その姿は、不安を抱えて悩むよりも、ただひたむきに信じる大切さを教えてくれるかもしれません。 感じ方は人それぞれだと思います。二時間に満たない映画を見て、何を思い、なにを心に刻むのか。それは、座席に座ってスクリーンを見つめていた個人個人によって違ってしかるべきものですから。 私は皇帝ペンギンを見られて良かったです。この映画がなければ、南極にある愛の形を詳しく知ることなどできなかったと思うから。 --- ペンギンの映像そのものも鼻血出るぐらい可愛かったこともちゃんと付け足しておきます。なんどうっとりしたことか。 |
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近所のスーパーでこんなもの見かけたので買ってきました。 蓋を開けると中に巨大な砂の塊が入っていて、その中に石が入っている、というもの。当たりはダイヤモンドの原石、となっており、他にも結構好みの石が多かったので何が出てもいいかなーと思って買ってみました。 結果は、クリスタル。結構ごつごつっとした感じのもので、透明度は高くないですが、結構存在感のあるものでした。 子供っぽいかもしれませんが、こういう運試しは結構好きです。内容によりけりなんですが、ドキドキにお金を支払う、っていう意味では、映画なんかと同じです。手元には何も残らないのも一緒、その出来事を話題にして誰かと語り合えるのも一緒。 夢を買うというよりは、その分話題を買ったりしていることが多いだろうと思います。 このまえは、サントリー天然水のカッコウとヒヨドリのボトルキャップが欲しくてお店で10分ほど吟味して購入したら運良く一回で出たりとかしましたし。 こういう小さな幸せで、結構満足してしまいます。 |
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