2005年11月の日記

■ IQ
2005.11.28

確か今年で3回目のテレビ朝日系列のIQ計る番組。結果はご覧の通りの119でした。確か去年とまったく同じ数値。
一問記入ミスで分かっていたものを外すというポカをやらかしましたが、それはそのままにしておきました。ミスも自分の責任。
それが当たってたら120越えてたんだろうなぁ、とか思うとちょっと悔しいけど自分らしい。
右脳と左脳に関しては、右から入って左から出て行くタイプだそうで、人かモノかという志向迷った末に人と回答。いや、だって知っている町か知らない町か、歩いているのか電車からかによって「外を見ているときに人と風景どちらに目がいくか」なんて変わりますから。

で、適職の中に作家を発見して「出来すぎな結果だ」と独り言。
ちなみにモノだと「ゲームクリエイター」が含まれていました。

なんというか、今の仕事のことなのかなぁ、とか思いつつ。

その仕事やっているから、脳がそれにあった進化をしていくのか、はたまたその逆なのかは分かりませんが、風邪ひいている脳みそでこれだけやれたなら上出来だと自分を褒めてあげたいです。

来年こそ120越えたいところ。

■ 責任の所在
2005.11.24
たった一言に、どこかで誰か喜ぶ。
たった一言が、どこかで誰かを傷つける。

ブログというものが流行りだしてから久しい今日この頃、ブログが書籍になったり、ブログを連動した番組があったり「ブログ」という言葉が随分と一般的になってきました。
でも、それゆえに色々問題もあるんだろうなぁ、と思うのです。

ネットは顔が見えません。名前も性別も国籍も分かりません。それでも世界に向けて自分の意見を発信することが出来ます。

価値観や考え方や環境が違えば受け取り方が変わってしまいます。どんなにどんなに気を付けても、誰かを傷つける可能性がある。
でも、だからといって、誰かを傷つけていいという免責があるわけではあるわけではありません。

自分の言いたいことを相手に伝えることは大変です。それが見えない誰かにならなおさらのこと。
思えばテレビのニュースキャスターやコメンテーターは大変な仕事です。名前も顔も出して、自分の意見を言うのですから。

もしもその意見に反感をもった相手がデスノートの所持者なら殺されてしまいます。って、まあそれはないにしても、相手の憎しみの対象になる可能性は、ブログよりも全然高い。

自分の意見を言う場所、というのは、すなわち自分のことを映す鏡でもあります。その場所を読んでいる人から、憎まれるかも知れないし好かれるかもしれないし、傷つけているかも知れないし応援されているかもしれない。

それが自分にとって絶対変えられるものではなく、かつそれを好む相手とは相容れなくてもいいや、というなら声高に主張するものぜんぜん問題ないんですが、明日どうなっているのか分からないのが人間だから。

自分の発言に責任をもつのは、難しいものです。
でも、言葉は凶器にもなれば包帯にもなるものだから、その取り扱いには注意したいな、といつも思っています。

出来ないことも多い、未熟者ですが。

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ぜーんぜん関係ないですが、
どうぶつの森DS(おいでよどうぶつの森)購入しました。
のんびりやります、村暮らし。

■ Fateホロウをプレイして思ったこと その2
2005.11.20
無事にプレイ終了。うーん、ファンディスクとはこうあるべき、というひとつの形の究極を垣間見た思いです。メインとなるシナリオは、前作をプレイした人が「もしも」と思ったかも知れない部分を描いていて素直に楽しんでしまいました。

それにしてもなにがすごいってエンジンですよエンジン。エンジンってのは分かりやすく言うならゲームを動かしているプログラムみたいなものです。
キャラを表示したり文字を表示したりそれらを動かしているものだと思っておけばたぶん正解。

前作でもすごいなぁ、と思っていたんですが、ミニゲームや花札も基本的にアドベンチャーやノベル向けに作られたフリーのソフトウェア「吉里吉里」の上で動いているんですよ、これが。もちろん開発環境など色々と整えた部分はあるのでしょうが、それにしたってイベントシーンであれだけ演出しまくるとは、正直いって参りました。
夕暮れのシーンになると立ち絵がちゃんと夕陽に染まっていますが、ああいうこともエンジンさんが計算してくれているのです。ほかにも細々したところから派手な演出まで。
このクオリティで月姫リメイクされたら大変だろうなぁ。

--------ここからちょっとネタバレ(最低でも本編クリア後に)--------

プレイが終わって好きなキャラの順番(女性)
桜=カレン>バゼット>>イリヤ>キャスター>>凛>セイバー=ライダー>(その他)
まるで世間の逆を行くわたし。カレンは容姿もさることながらその内面的な部分が結構ツボでした。果たして新キャラ2名はどのぐらい上位に食い込むのかなぁ。
ちょっと桜がべたべたしすぎたような印象が拭えませんが、環境が変わったのだしこういう面もあるか、といった感じ。
個人的にはもっと暗黒面を垣間見たかったです。物足りない、というか黒いほうが好きだから。好きだから。

男性の方はと言うと、ランサーは前作の方が好きだったかもしれない。アーチャーは相変わらず苦手なのは変わらず、バーサーカーの出番がもっと欲しかったなぁ……といったところ。
門番やってる例の人は、あのぐらいが心地よい。
神父のあの人はお察し下さい状態だったので哀しかったけれど、あのエピソードは「らしく」て良い感じでした。
葛木とマーボーだったらマーボーがいいです。葛木はちょっと捕らえどころがないので、打っても響かない。
そういう意味で言峰は色んな意味で打てば響くので良い。

好きだったイベントかカレン関連。凛はちょっとあざといものが多いように感じてしまいました。あとイリヤの城で起こるイベントも結構好きな物が多かった。

桜にしてもイリヤにしても暗黒面のほうが好きだから、そっち方面の出番が少なかったのでちょいと残念でした。その部分をカレンが補ってくれた感じです。
困らせたときの反応に好みが出てしまうらしい。

■ Fateホロウをプレイして思ったこと その1
2005.11.09
Fateというエロゲーがある。今度アニメ化もされるもので、先頃ファンディスクも発売された作品であり、そのファンディスクなぞ、1万本売れれば大ヒットと言われるエロゲー業界に置いて、予約だけで20万本の受注を受けたという話を聞いたぐらい、なんというかまあ、化け物みたいなソフトなのだ。
コンシューマ(家庭用)でいえば、FFかドラクエクラスの化け物である。

で、Fateにはヒロインが(メインどころとして)3人存在する。まだプレイしていない人もいらっしゃるとは思うのでネタバレを控えめにすると、
共に戦う少女・セイバー
同級生・遠坂凛
後輩・間桐桜
という3人。このなかで一番人気があるのはセイバーであり、凛もそれに勝とも劣らない人気がある。
が、桜は人気がない。これはいろいろと原因があるのだけれど、わたしはこの3人のなかで誰が一番好きかと聞かれると、Fate発売当初からずっと一貫して桜と答えてきた。(例外的回答としてイリアというキャラがいるのだけど、もし彼女が大人であったら彼女と答える場合もあった)

ところが、最近ファンディスクの影響からか、桜の人気がちょっと上向いているらしい。
これがなんというか、嬉しくもあったり、寂しくもあったり。

そもそも、わたしが桜を好きな理由というのは、Fateという物語上で語られる彼女の魅力というよりも、その裏側に潜んでいる彼女の強さであったり脆さであったり、同時に卑屈であったり人間くさいところであったりする。
物語をすすめていくと、第一印象の清純そうで甲斐甲斐しい後輩というイメージは打ち砕かれることになるが、それを含めて好きなのだ。
ところが、世間的にはそういった部分はあまり好まれていないらしい。
そもそも人気投票で上位であった男性キャラ「アーチャー」がどうにも好きになれない体質であるから、そのへんも絡んでいるかも知れないけれど。
というか、主人公である士郎に対してもあまり好感をもっていないから、その主人公の眼鏡を通して語られる物語である以上は、どうしても話は彼の好みに左右されるし、その物語に印象が左右されてしまう。選択肢があっても、最終的なエンディングは無限ではないからだ。

閑話休題。

わたしが感じていた桜の魅力は、物語の上辺だけをただなぞっただけでは感じ取れないものが多い。主人公の士郎が桜を好きだと思っていた気持ちとは別の部分で、桜のこういうところがいい、と思っていた。
それは物語では露骨に描写されないし、もしかすると、わたしが勝手に想像していたもの、妄想にちかい産物かもしれない。

が、好きになるってのはそういう事なんじゃなかろうか。

相手の些細な言動、行動、仕草。そういったことから、少しだけ話してくれた昔のことなど、相手に関するピースをはめ込んで自分だけの像を結び、それに一喜一憂する。
与えられた情報、相手が言ったこと、そういったものだけから相手を捉えるのではなく、自分なりの感性にふるいをかけて、相手というものを判断していくはずだ。
好みのタイプというのは少なくとも私の中ではそういうものであって、漠然と「優しい人」なんて回答はしないし出来ない。

語られることのなかった、わたしがなんとなく感じていた桜の魅力が、ファンディスクにおいてはちょろちょろと顔を覗かせる。それは本編ではあまり触れることの出来なかった部分であるから嬉しいと同時に、やはりそうだったのか、という安堵もある。
けれど、そういった形になって初めて桜というキャラの魅力に気付いて「桜も良いな」と思う人もいたりする。

別にわたしが桜を生み出したわけでも、大きくしたわけでもないから偉そうなことはいえないんだけれども、そこの部分がちと、寂しい。
ファンディスクになったからこういう一面もありますよ、といわれたところで、一部の人間は、桜にはすでにそう言う側面があるだろう、と思っていたわけだから。

わたしはまだ、ホロウは序盤しかプレイできていない。だからこれからどんな展開になるのかも分からない。
ただきっと、桜を好きなことは変わらないんじゃないかなぁ、と思う。

異性と出会ったとき、回りの評判や噂話は確かに相手を判断する基準にはなるだろう。でも、そんなものよりも相手と話をし、共に時間を過ごし、食事などをして過ごして見ることの出来た生の相手の方が、回りの人間が並べ立てた万の噂よりも真実であることは間違いない。
客観的になることは難しいし、まして相手に気があれば自分の眼鏡はどうしても曇ってしまう。
それでも、自分が感じたこと、想ったことを大切にして、相手のことを好きであれば、それは立派な恋だろうと想う。

書いていて良く分からなくなってしまったけれど、そんな感じでひとつ。

■ 影響力
2005.11.03
わたしは非常に影響されやすい。この影響されやすい、というのはけして世の中のブームに流されやすい、というわけではない。むしろ天の邪鬼な性質なわたしは、流行というものには比較的無頓着で、必要のない場合はそういったものとは出来るだけ距離を置こうとする。

では影響されやすいものはなにかというと、それは文体。同じ作家の本を続けて二週間も読んでいると、自分の思考や自身の文章自体もその書き手の味に比較的染められてしまう。これが厄介。

なので、お仕事をしているときは出来うる限り他の人の作品は手に取らないようにしている。
とはいえ、良いものと出会ったときの感動はそれなりに大きく、そういったものは心の刺激になるので遠ざけてばかりもいられない。

つまるところ、いつになったらFateホロウをちゃんとプレイ出来る時間がとれるのか、それはいまのところ不明。

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