2007年02月の日記

■ ありがとう と ごめんなさい
2007.02.18
世の中に、いままで自分の言った言葉を計る機械があったとしたら、と考えたことがあります。
今まで生きてきた中で、わたしはなんという言葉を一番多く言ったのだろう、なんて。

「好き」と「嫌い」はどっちが多いのか。
「ありがとう」と「ごめんなさい」はどっちが多いのか。

以前に書いたかもしれませんが、自分はわりと言霊を信じている方で、口から出した言葉や感情は、それを呟いた人間の性格や顔に表れ、刻まれていくのだと思っています。
前向きな言葉を多く言う人は明るい顔に、人に対して嫉みや暴言を吐く人は暗い顔に。

自分は子供の頃、これでいて ものすごくネガティブな性格 だったので、ありがとうなんて週に数えるほどしか言ってなかったような子供でした。そのせいで苛められたのか、苛められていたからそうなったのかは分かりませんが。
人に素直に感謝出来るようになったのは、ある程度大きくなって、後ろ向きでいても得なことはないなぁ、と感じるようになった頃からかもしれません。

性格なんて、そう簡単に変えられない、かもしれませんが、生き方や方針ぐらいなら、わりとお手軽に変えられるもので。
自分が店で買い物をしたとき、店員に「ありがとうございます」とお辞儀をするようにしたのは、自分がスーパーで働いてその苦労を知ってから、だったような気がします。
自分が店員の立場だった時、なにかの失敗や怒られてクサクサしているとき、何気なくお客さんに「ありがとう」と言って貰えて嬉しかったから、自分も言うようになったんだと思います。
以来、それはすっかり癖になって、どこで買い物をしても、相手には軽く頭を下げるようになりました。
「それは癖なんだから感謝がこもってない」と言われてしまえばそれまでですが、でも、その一言で悪い気がする人は、きっといないと思うから。たぶん。

ご飯を食べる前の「いただきます」 食べ終わっての「ごちそうさま」がちゃんと言えない人も多い昨今、たった一言で気持ちよくなれるのならば、言ってみる生活も悪くないと思うわたしです。

さりげない一言が日常の景色を変える。
レッツ「ありがとう」運動。

バックナンバーリスト build by HL-imgdiary Ver.1.25