2007年12月の日記

■ 後悔の出所
2007.12.10
後悔とは、過去を悔やむことであって、過去を悔やむということは、未来の自分が落胆することであり、今の自分が最善を尽くしていれば、その自分を未来の自分が責めることはない。
つまり、後悔することはない。

そんな言葉を聞いて、ああ、なるほど、と思った反面、人間はそんなに完璧でもないだろう、なんて思いました。

いま目の前に大きな問題があるとして、その解決方法を自分が3つしか思いつかなかったとします。
そして、そのなかで1つを選んだとして。
選ばれなかった残り2つの方法、つまりその方法が導く未来への道は、その時点で閉ざされてしまい見ることはできないし、到達することはできません。

仮に、自分の選んだ方法が自分を満足するに足る結果を出したとしても、自分が選ぶことのできなかった残り二つの未来を気にしてしまうのは、無理のないことではないかなと、そう思うのです。

人は日々成長します。
必ずしも前向きに育っていくとは限らないけれど、それでも、経験を積むことで見えてくる物事は多くて、あのときは3つしか思いつかなかった解決方法も、時が経てば、

「あのとき、こうすれば良かったかもしれない」
「あのとき、こうしていたらもっと良い結果が」

なんて、そう思うことがあったっておかしくないのだし。
悔やんだ気持ちをバネにできればめっけもん。

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昨日より今日より明日。
去年より今年より来年。
よりよい時間、よりより日々、よりよい記憶。

思い出せるように。
思い出して、もらえるように。

ちょっと早いけど、今年一年、ありがとうございました。

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