2008年04月の日記

■ 技術と恋愛
2008.04.07
エイプリルフールにどんな嘘をつこうかとわくわくしていたのも今は昔のことで、気がつけば4月1日もほかの日とあまり変わりのない一日の仲間入りをしてしまいましたが、空飛ぶペンギンが発見されたというニュースだけは素直にすごいなぁと思いながら映像を眺めていました。

http://jp.youtube.com/watch?v=Czr3escvvdg
youtubeのアドレスです。気になった方はコピーペーストでどうぞ。

いつの時代も、人間の瞼の裏側の世界には無限の可能性があって、技術が進歩した今では、自分しか楽しむことの出来なかった世界を映像として他人に見せることができるようになりつつあります。
もっとも、見せ方が違うだけで、それ自体はずっと昔からあったことですが。

今でこそ、それがCGであると分かる映像も、20年も前ならば信じてしまったかもしれない。
常識の境界線は日進月歩でその幅を変えて、今はすごいと感じたものも、きっと1年後には当たり前になっていたりするのでしょう。

今の若い人は、恋人の実家に電話をかけて両親が出たらどうしようというドキドキを味わったことがないだろうし、待ち合わせの場所で、腕時計を見ながらまだかまだかと浮き足立つ気持ちを感じたこともないような気がする。
世の中が便利になればなるほど、楽になればなるほど、失われていく感情もきっとある。
人に言葉を届けるのが手軽になったこの世の中で、人に気持ちを伝えやすくなったからこそ、伝えられないもの。

それを伝えたいと思う相手が、いてくれるという幸せ。

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