2008年05月の日記 |
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長ければいいのか、といわれるとそうでもないわりに、短いと不満がでたりするもの。 問題となってくるのは、時間の量ではなくて満足度だったり、いかに密度が濃く、充実した時間が過ごせたか、だと思うんですが。 終わった後に、なにも心に残らなければ寂しい。 たとえ不満ばかりだったとしても、人はそれを笑い話や教訓にかえることも出来るから、まるっきり無駄というわけでもない、と思いたい。 もちろん、満足するに越したことはないけれど。 長い年月をかけて育んできた愛だって一瞬で壊れるかも知れないし、出会ってすぐに惚れた相手と一生一緒にいるかもしれない。 なんでこんなことふと思ったかと言うと、ボリュームをやたら売りにするゲームの広告をみたからなんですけど。 長い時間遊べる、というのは確かにお得かもしれませんが、だからといって、5時間でクリアできるゲームと50時間でクリアできるゲーム、絶対後者が面白い、というわけでもない。 一枚の絵に数時間見入る人もいれば、1冊の小説をぱらぱらと読み終えてしまう人だっているのだし。 物語に出来そうな甘い言葉の羅列より、 たった一言、好きとささやいてほしいときだってある。 |
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ブログというものが定着してからというもの、一般的な(という呼び方があっているかはともかく)形式の個人サイトはかなり減ってしまいました。 いまは個人サイトの多くがブログか、それに準じた形式で、気軽にコメントをつけたり、それに返信できたりするようになっていると思います。 そんななかで、うちは10年前からほとんど変わらない形式で運営していて(更新頻度はどんどん落ちていく一方ですが)一応は用意したウェブ上から送信できるメールも、目立って活用されることはないのですが、それでも年に数度ぐらいのペースで感想をいただきます。 メールアドレスが書いてある場合には、基本的に個別にお礼のお返事を差し上げているのですが、なかにはアドレスのない場合もあります(強制してまで感想をいただくわけにはまいりませんし、そこまでするのならメールアドレスだけ用意しておけば良いですし) そういった場合、こちらでお礼の挨拶を申し上げてよいものか、いやいや、そういった目立ったお礼の仕方ではかえってご迷惑になるのではないだろうか、と悩むことも多いです。 拙い作品であれ、続きや新作を楽しみにしてくださる方がいるということは、現在執筆を生業にしているわたしとしては嬉しい限りなのですが、同時にそれに対して応えることが出来ない緩慢な自分に無力さを感じることのほうが多かったりで、情けない限りです。 ずっと彼女たちの時を止めておくなんてこと、してはいけないというのに。 |
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