2008年09月の日記

■ 物作りの悦び
2008.09.30
悦びでもあり、喜びでもあり。

ここ数ヶ月、1本の美少女ゲーム(18歳以上に向けて売られるゲーム、いわゆるエロゲー)を作ってます。
タイトルはまだ仮のものがついてるので、正式に決まったわけではありませんが、年内発売に向けて今は追い込みの最中です。

先日、声優さんによるアフレコが行われて、シナリオを担当した自分もその現場も立ち会いました。
わりと長いことシナリオ等を書いたりしてきましたが、アフレコ現場に立ち会う、という機会は今回が初めてで、実際に行くまでは「自分の書いたエロ台詞を目の前で読み上げられるなんて羞恥プレイすぎる」とか思っていたりして、わりとドキドキビクビクしていたのが正直なところなんですが、実際に声優さんの演技を前にすると、そんな気持ちなど吹き飛んでしまうもので。

自分の脳内でしか成立していなかったキャラが、全ての人に対して共通認識されていく瞬間。
命を吹き込む、とはよく言ったもので、声がつくだけでこんなにも変わっていくものなんだ、と貴重な体験をすることが出来ました。


もともと物書きという漠然とした目標から、ゲーム、とくに(できるなら)エロゲーというジャンルに関わっていきたいと思ってから結構な年月が経ちました。
今回、自分がメインでお話を作るところからはじまり、紆余曲折あったものの、アフレコ現場に立ち会えたことによって、声優さんの熱意はもちろんのこと、とても当たり前のことなのですが、色々な方が真摯な姿勢で物作りと向き合っている、その中に自分がいて、自分の作品が出来上がっていく過程を実感できたことにより、自分がこの道を選んで本当に良かったと想いました。

完成が近づいた頃、名前を出せるようであればお知らせすると思いますので、子細についてはまた後日ということになりますが、自分らしいお話の要素も少なからず盛り込めたと思っています。

これから完成までが、また山場ではあるのですが、アフレコが終わった安堵と、そこで感じた感動を書き記しておきたくて、久しぶりにこの場所を更新させていただきました。

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